ポケモンサークルの代表を務めての感想

 私は「IPUポケモンサークル」というサークルを設立し、約1年間代表を務めてきました。

 ポケモンサークルとは、任天堂のゲーム「ポケットモンスターポケモン)」を通して、学生同士で対戦したり、ポケモンのアニメを皆で楽しんだりすることによって、学生間の交流を深めるサークルです。このようなポケモンサークルがある大学は全国で100校以上あり、多くのポケモンサークルでは、他大学のポケモンサークルとの交流も盛んに行われています。

 私が何故このポケモンサークルを設立したかというと、まず、ゲームは一人でやるよりもみんなで集まってやるほうが何倍も楽しさを味わうことができると思っていたので、ポケモンが好きな人が気軽に集まり、交流し合える場があれば、ポケモンのゲームやアニメの楽しさをみんなで共有することができると思ったからです。また、他大学のポケモンサークルの人たちとも交流することで、人脈を広げたいという思いもあり、サークルを設立するに至りました。

 サークルを設立したのは2年前の11月でした。初めての試みで何からやったらよいのかわからず、戸惑いもありましたが、サークルの設立に協力していただいた先輩からのアドバイスも受けながら、ポスターを作製して大学内の掲示板に貼ったり、サークルのツイッターアカウントを作って宣伝したりするなどして、メンバーの勧誘活動には力を入れてきました。その結果、数人から入会希望の声が寄せられるようになり、初年度は7人のメンバーを集めることができました。そして、4月からは新入生に向けてビラ配りをしながら勧誘活動を行ったところ、約10人の新入生がサークルに入ってくれました。

 新入生のメンバーが新たにサークルに加わったことで、サークル内は活気と新鮮さに溢れていました。私は、こんなに多くの人がサークルに入ってくれるとは思ってもいなかったので、とても嬉しく、勧誘活動を頑張ってよかったと思いました。そして、サークルに入ってくれたメンバーのために、リーダーとしてこれからもっと頑張らなくてはならないと思いました。

 それからサークル活動が本格的に始まり、週に一度メンバーで集まり、ポケモンのバトル大会を開いたり、映画鑑賞会を行ったりしてきました。また、全国PCL(ポケモンサークルリーグ)という全国のポケモンサークルのトップを決める大会にも出場し、オンライン対戦を通して他大学のポケモンサークルの方とも交流することができました。このことがきっかけで、近隣のポケモンサークルのイベントにメンバーで足を運んで参加したり、遠く離れた大学のポケモンサークルともオンライン対戦を通して交流したりするようになりました。メンバーもこのようなイベントや他大学との交流会には積極的に参加してくれたので、サークル内だけでなく他大学の方々とも友好関係を築くことができたのではないかと思います。

 大学祭では、サークルでイベントを開催することが決まり、私はイベントの企画を提案したり、サークルの方針を決める際にメンバーの意見を取りまとめたりしました。今まで人前に立って人の意見をまとめたりする経験がほとんどなかったので、メンバーの意見を調整するのにはとても苦労しました。それでも、メンバーの皆が積極的に意見を出し合って話し合い全体の雰囲気を作ってくれたおかげもあり、メンバー全員でサークルの方針を決めることができました。

 大学祭当日は、他大学のポケモンサークルの方にもお越しいただき、子どもから大人まで多くの人にクイズやぬり絵、バトル大会などといったイベントを楽しんでいただくことができました。細かいところでは、自分の配慮の至らなさやもっとこうしたほうがよかったという部分もありましたが、この経験を無駄にせず、これから改善していきたいと思いました。

 大学祭を終えてからは、サークルの引き継ぎをし、代表を引退しましたが、現在、また新たにメンバーが増え、日々精力的に活動しています。大学生活も残すところあとわずかですが、サークル活動を通して得たものはとても大きく、メンバーと過ごした日々はかけがえのない大切な思い出です。後輩にはこれからもサークルの活動を充実させて、大学生活を楽しんでいって貰いたいと思います。